償い

「償い」という歌がある。
ご存知の人も多いかもしれないが、さだまさし作詞・作曲。
この歌について、たぬきが講釈をたれるより、ウィキペデイアを紹介した方が分かりやすいと思う。

「償い」(つぐない)は、1982年に発表されたシンガーソングライター・さだまさしの曲。
アルバム『夢の轍』の収録曲の一つで、知人の実話を元につくられた。
作詩・作曲さだまさし、編曲渡辺俊幸。

実際の裁判で引用され話題となり、命の尊さ、犯した罪への償いを考えさせるため、運転免許更新の際の放映ビデオ内で使われているほか、交通キャンペーンにも使用されている。
その際、曲中の加害者の犯した過ちである「過労運転等」が比較的重い罪(「無免許運転」や「酒気帯び運転」の重いほうと同じ25点)であることがあわせて説明される場合もある。

この楽曲は、知人の実話を元に作られたものである。
ただし曲中では、優しく真面目な心の持ち主である交通事故の加害者「ゆうちゃん」をメインに、それを見守る同僚の気持ちを歌詞にした物になっているが、実際にはさだの知人である被害者の妻の体験と事実を元に詩が作られている(さだは、「ゆうちゃん」に該当する加害者とは会ってはいない)。

さだの知人の女性が交通事故で伴侶を亡くした。
加害者の男性は真面目な人らしく、毎月わずかずつではあるが賠償金を郵送してきていた。
彼女は加害者の手書きの文字を見るたびに、事故の事や亡き主人を思い出しては辛い思いをしていた。事故から数年経ってもその送金は続き、知人は茶道の師範として経済的にも自立できていることから、「もうお金は送ってくれなくて結構です」と加害者に対して返事の手紙を書いた。
しかし、被害者の許しの手紙を受け取ったはずの加害者は、償い続けるために翌月以降も送金を続けた。


このような内容の歌だ。
悲惨な交通事故を起こした加害者も、その事故の被害者家族も大きな心の痛みを抱く。
切々と歌い上げられる曲に耳を傾けると、思わず目頭が熱くなるのはたぬきだけではないだろう。
日本中のどこかで、毎日、交通死亡事故が発生している。
昨年の警察庁の統計では、最も交通死亡事故の少ない日でも1日3人の方が亡くなっているようだ。
ちょっとした不注意から尊い命が失われる。
この現実を今一度感じてほしい。
いや、たぬき自身も心して運転しなければならないと思う。

ハンドルを持つ人は元より、そうでない人にも聞いてほしい歌だ。
決して他人ごとではないと感じるはずだから・・・

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