タイ・上海(その38)

ワット・アルンを見学した後、ワット・アルン船着場から、元来たティアン船着場に向かう。

このワット・アルンは、三島由紀夫の「暁の寺」として著書の中に出てくる。

暁の寺は、三島由紀夫の最後の長編小説『豊饒の海』(ほうじょうのうみ)の中に出てくる。
この『豊饒の海』は、『春の雪』、『奔馬』、『暁の寺』、『天人五衰』の全四巻からなる。

その、第三巻が「暁の寺」だ。

さて、いつものようにウィキペディアを調べてみた。

第一部 - 時代は1941年(昭和16年)から終戦の1945年(昭和20年)まで。

47歳の本多は訴訟の仕事で、かつて清顕と親交のあったシャム(タイ)の王子と、そのいとこの故郷であるバンコクに来ていた。
そこで彼は、日本人の生まれ変わりであると主張する7歳の王女・月光姫(ジン・ジャン)と出会う。
月光姫は本多を見ると懐かしがり、黙って死んだお詫びがしたいと言う。
彼女は勲が逮捕された日付も、清顕と松枝邸の庭園で門跡に会った日付も正確に答え、明らかに生まれ変わりを証明していたが、後日の姫とのピクニックでは、脇腹に黒子はなかった。
それから本多はインドへ旅行し、そこで深遠な体験をする。
そして、インドの土産を月光姫に献上し、本多にすがって泣く姫との別れを惜しみながら日本へ帰国する。
帰国2、3日後、日本とアメリカとの戦争が始まる。
インドの体験と親友の生まれ変わりに触発され、仏教の輪廻転生、唯識の世界にも足を踏み入れた本多は、戦争中、様々な研究書を読みあさり研究に没頭する。
ある日、仕事の用件のついでに松枝邸跡に足をのばしてみると、そこは焼跡になっていたが、偶然にも老いさばらえた蓼科に会う。
本多は聡子に会いたいと思ったが戦局のきびしさでままならなかった。

第二部 - 時代は終戦後の1952年(昭和27年)。1967年(昭和42年)。

58歳の本多は戦後、土地所有権を巡る裁判の弁護の成功報酬で多額の金を得て、富士の見える御殿場に土地を買い別荘を建てた。
隣人には久松慶子という50歳前の有閑婦人がいて、本多の友人となる。
別荘の客には他に、かつて勲と恋仲であり、勲の計画を父・飯沼へ密告した歌人・鬼頭槙子や、その弟子・椿原夫人、ドイツ文学者・今西らがいた。
しかし、本多が一番待ち望んでいた客は日本に留学して来た18歳のジン・ジャンであった。
5年前の1947年(昭和22年)に本多は、皇族の籍を失った洞院宮治典王が開業した骨董屋で、かつて学習院の寮でシャム(タイ)の王子・ジャオ・ピーが紛失した初代・月光姫の形見の指輪を発見し買いとって持っていた。
これを日本に留学している二代目の月光姫(ジン・ジャン)に渡すため、本多は別荘に彼女を招くが、その日、姫は来ず、翌日会えることができた。
幼い時、勲の生まれ変わりだと主張していたことを何も憶えていないとジン・ジャンは言う。
美しく官能的に成長した姫に本多は魅了され、年齢不相応の恋心を抱く。
そして、ジン・ジャンに執心し翻弄され、別荘に招いた彼女の部屋を覗き穴から覗くが、そこに見たものは、慶子と裸で抱き合い同性愛行為のさなかの光景だった。
そして、その脇腹には3つの黒子があった。
驚いていたのもつかの間、やがて別荘が火事になってしまう。
帰国したジン・ジャンもその後、音信がとだえ消息を絶ってしまった。
15年後の1967年(昭和42年)、73歳の本多は米国大使館に招かれ、その晩餐会の席上でジン・ジャンにそっくりの夫人に会う。
その夫人はジン・ジャンの双子の姉であった。
妹のジン・ジャンは20歳の時に庭でコブラに腿を噛まれ死んだという。


「暁の寺」のあらすじは以上のようだ。
これだけ読んでも「ワット・アルン」が何故、暁の寺と言われるのかは分からない。
原作をじっくりと読んでから、またコメントを書くとしよう。


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               ワット・アルンの船着場付近


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               ワット・アルン


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               ワット・アルン船着場


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               チャオプラヤ川


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               ワット・ポーの遠景


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               ティアン船着場


そして、ティアン船着場から次の目的地「ワット・ポー」へ向かった。




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