故郷は

お盆に小学校の同級生会をするという案内が来たのは1ヶ月以上前のことだった。
往復はがきに日時場所が記してある。
差出人は、地元で開業医をしているK君だ。
はがきの下に、「まだ、忙しいですか」と書いてある。

今までは、仕事の忙しさに託(かこ)つけて同窓会(学級会)も欠席していた。
松江からは車で片道2時間半ばかりかかるのだが、今回は出席することにした。
はがきを返信すると同時にホテルも予約した。
どんなメンバーが出席するのだろうか?
そんなことを思うと楽しみも増すばかりだ。

 ふるさとは遠きにありて思ふもの
 そして悲しくうたふもの
 よしや
 うらぶれて異土の乞食となるとても
 帰るところにあるまじや
 ひとり都のゆふぐれに
 ふるさとおもひ涙ぐむ
 そのこころもて
 遠きみやこにかへらばや
 遠きみやこにかへらばや


この詩、室生犀星の「故郷は遠きにありて」を思い出す。

たぬきにとっては、生まれた土地でもない。
小学校2年生の中途から生活したところ・・・
そんなところからの声掛けに感謝の思いがする。

同級生と育んだ数年間が、たぬきのその後の人生を方向付けたのかもしれない。
当時は、“大志も抱けなかった”少年たぬきじゃった。

時を経て、人生を考える。
そんな機会かもしれないと思うたぬきじゃ。

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