自浄其意(じじょうごい)

唐の詩人白居易(白楽天 772~846)は、40歳の時、母や娘の死に遭遇する。
そして、それまで学んでいた儒教から仏教に関心を移したという。

その後、中央で失脚した彼は、自ら求めて地方(杭州)の長官となった。
そこで、木の上で座禅をする有名な道林和尚を訪ね
 「仏法というのは、何か」
と教えを請うた。

その時、和尚が答えたのは
 「諸悪莫作(しょあくまさく) 衆善奉行(しゅうぜんぶぎょう)
  自浄其意 是諸仏教(ぜしょぶっきょう)」
 『悪いことはするな。善いことをせよ。
  自分の力で心を浄めよ。これが諸仏の教えだ』
というものだった。

「そんなことなら3歳の子どもでも知っているではないか」
と白居易が言うと、道林は
「知っていても実行するのは、80歳の老人でも難しいぞ」
と応じたという。

簡単そうなことが、実は容易でないのは、実行することの難しさもさることながら、善悪の判断の難しさにもあるように思う。
自分では善だと思って行っていても、結局、周囲を不幸にしていることもある。

また、何気なく言った言葉が、人を傷つけてしまうことがある。
気を付けたいものだ。




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